【入塾から1年3ヶ月】中学受験グノーブルに入って良かった?悪かった?

どうも、ひろぞーです。
息子くんが中学受験グノーブルに入塾してから1年3ヶ月が経過。
振り返って「良かった点」「イマイチな点」を書いていきます。
※2025年5月時点

中学受験グノーブルを選ぶ

中学受験グノーブルとは、元SAPIX高校部のトップが2006年に設立した塾。
ウィキペディアより引用

ボクは、息子くんを中学受験させようと思い、3歳から公文式、小3から中学受験塾へ通わせるプランで育児を推進。

中学受験塾について、当初はSAPIX一択であったが、最寄り駅のSAPIXが統廃合により無くなったことを受けて、改めて受験塾を検討することに。

SAPIX・希学園・早稲田アカデミー・グノーブルの4つの塾から熟考の末、グノーブルを選択しました。

グノーブル入塾の決め手

本当は息子くんには面倒見が一番良さそうな「希学園」が合っていると思っていた。関西圏で名を馳せている塾で、首都圏進出してまだ間もないため、実績を出すのに必死に指導してくれる、という期待もあった。

しかし、通塾に40分かかることへの不安から断念し、次点だったグノーブルへの入塾を決意。

グノーブルを選択した理由は主に2つ。

  • 「国語の記述力養成」
    国語の記述に力を入れていて、毎回の授業でとにかく書かせるスタイルが良い。
    宿題にも記述があるので、考えたことを書く習慣が身につくと思った。
  • 「少人数制」
    1クラス15名前後のため先生の目も行き届くので、サポートもきめ細かくなるのでは、という期待。

結果として、息子くんも馴染んで楽しく通塾できているので、1年3ヶ月経った現時点ではグノーブルで良かったんだと思います。

グノーブルの良い点

グノーブルに入塾して1年3ヶ月が経ってみて、良かった!と思う点は以下3点。どれも他塾ではあまり見られない特色だと思うし、実際に入ってみてその良さを実感。

  • きめ細かい指導
    “SAPIXとほぼ同じカリキュラム構成なのに”講師陣の目が全生徒に行き届く
  • クラス編成
    文系科目・理系科目それぞれでのクラス分けで、レベルに見合った授業が受けられる
  • 国語の記述力養成
    毎回の授業は、読んで書かせるスタイルで、自然と書くことに慣れてくる

きめ細かい指導

「きめ細かい指導」、これは本当に入塾して一番良かったと感じる点。

保護者会で「(入塾間もない生徒を除き)全員の持ち偏差値を把握している」と宣言するくらい、生徒の状況を把握してくれている。

各授業での生徒の態度も共有しているのでは、というくらいしっかりと生徒を見てくれていることを実感しながら通わせられるのは、親として大変心強い。

生徒の学力を偏差値に置き換えずに、興味関心を育んで5年~6年で花開くように・・・というスタイルの塾もあるだろう。

でもぶっちゃけ綺麗事。「偏差値」で結果が出てくる以上は、持ち偏差値を認識しながら接してくれるのは頼もしいと感じる。

知識を身につける→偏差値が上がる→更に深い知識を身につける、というサイクルを回す一つの指標として、偏差値は有効だと考えるからだ。

SNS等からSAPIXが「家庭任せ」というのはよく聞くが、グノーブルがSAPIXとほぼ同様のカリキュラムで塾側が生徒の細部まで見てくれているのは大きな違い。

我が家ではSAPIXに通わせた経験が無いため、
グノーブルに通わせている実体験とボク自信がSNSや書籍から収集した情報を踏まえての記述です。あしからず。
グノーブルはSAPIX出身の先生が作ったので、SAPIX自体の強みを更に改良してカリキュラムや制度が作られています。

クラス編成

グノーブルのクラスは文系科目(国語・社会)と理系科目(算数・理科)でそれぞれクラス分けが行われおり、クラス分けテスト(グノレブ)によりクラスが決定する。

算数が得意で国語が苦手な子にとって(またはその逆も)、文系理系科目でクラスが異なるのは非常に有効。

算数・国語のどちらもできるなら、合計偏差値で編成されるクラスで問題ないが、
ウチの場合は算数の持ち偏差値が60前後、国語が40~50と明確に差があるため、レベルに見合った授業を受けられるのは大変ありがたい。

例えば算数。ある程度のスピードで問題を解かされ、周りのレベルも程々に高いことから、競争心を持って授業を受けられている。「できないと恥ずかしい」というモチベーションにつながっている側面も強い。

国語はじっくりと基本的な記述をやってくれている印象で、レベルも合っている。これがもうワンランク上のクラスに行くとしんどいだろうな。

それぞれでクラス分けがあることで、グノレブ対策でも全教科でしっかりと点を取らないと、クラス降格の危機に直面する。

だから子どもも必死。。。

国語の記述力養成

グノーブルの国語の授業は「とにかく書かせる」。テキストの構成も書かせるスタイル。

グノーブルの生徒からすると「国語=記述」くらい当たり前になっているんだと思う。

上のクラスになると、テキスト以外の講師指定の記述問題も与えられ、思考力養成にはもってこいの環境だ。

なぜ、このスタイルが良いと感じるのか。それは大学入試やその先の社会に出てからのことを見据えてだ。

私立文系出身者には大学入試を選択問題のみで乗り切ったことから、「記述や論述が苦手」な人が多いと想定される。
ボク自信が私立文系出身であり、まさに記述アレルギー。

記述問題のある大学は選択肢から除外され、国公立は受けようとも思えなかった。

大学入学後も「◯◯について論じなさい」という試験は、中学レベルの漢字も分からず、ひらがなで書きながら、吐きそうな思いでなんとか単位をもらっていた。

そもそも小学生の時から読書感想文を始め、文章を書くことが苦手。大嫌いだった。

最初から「書くことが当たり前」の世界に身を投じれば、何にも苦労すること無い

ものすごく安易な発想だし、書けなければ塾通いが嫌いにもなるリスキーな選択だったかもしれない。

グノを選んだ理由も「国語の記述」だったし、入ってから良かったと思える点も「国語の記述」だ。

グノーブルの国語の先生が電話で伝えてくれたことがある。プリントを教室に忘れたため電話をくれたのだが、せっかくだから「ウチの子、字が汚いけど大丈夫か?」と質問してみたときの回答。

今はとにかく書かせてください。
字は汚くても大丈夫、私達は読めますので。
頭で考えたことや浮かんだことを、言語化してアウトプットすることが大切です。
アウトプットしたことを自分で読み返す、そして一層思考を深めていく。
そのきっかけが書くことなんです。

この話をされて、「グノーブルで良かった!!!」と確信したのは言うまでもない。

字を綺麗に書くこと以上に、「書く行為が大事」という教えを地でやってくれている。こんな塾が他にあるんだろうか。

それからというもの、授業後の復習ではどうすれば「的確に文意を汲み取った記述ができるのか」を考えながらやろうと思えるようになった。

グノーブルのイマイチな点

グノーブルの良い点ばかり書いてきたが、もちろんイマイチな点もある。

  • 授業での学びの量(理科・社会)
    理科・社会では何かを覚えて帰ってきていないように感じる。「家で覚えろ」ってことなんだろうな。
  • 授業後の駅までの誘導が無い
    同じ駅にあるSAPIXは、最寄り駅まで先生が送っていってくれているがグノーブルでは無い。

授業での学びの量(理科・社会)

これは個人差があるのかもしれない。息子くんがちゃんと聞いていない可能性もある。

息子くんに限って言えば、復習のときにゼロに近いところから覚えさせている気がしており、復習のたびに「授業で何をやってきたの?」と聞くことが4年生の授業が始まったときに多かった印象だ。

ただ、この点に関しては4月の保護者会で少し解消された。以下、保護者会での説明内容抜粋。

  • 授業が終わったら「今日は何をやった?」と必ず聞いてください。授業で習ったことを発信させてくように(アクティブ・ラーニング)
  • 4年生の授業では「大雑把なイメージ」を持ってもらい、原理原則を伝えていく。完璧でなくても自分の言葉で説明できるようになると、理解が深まる

なるほど。ボクはテキストの冒頭から「覚えているか」をチェックするような復習で、それには答えられなかったけど、確かに「全体的にこんな感じだった」というイメージは持っている(ように感じる)。

細かい知識は復習の中で覚えられるようにして、まずは授業でならったことを確実に家で確認することが大切なんだな。

授業後の駅までの誘導が無い

これは単なる愚痴。

となりにあるSAPIXの教室は、授業後に先生が駅まで集団で送っているのに対して、グノーブルは校舎の1Fでの見送りまでなんだなーと。

4年の間は車ないし電車で送り迎えは続けるので問題ないけど、駅まで送ってくれるだけで全然ありがたいなーって思っただけ。

あれば嬉しいサービスですが、それ以上にグノーブルは授業は生徒への向き合い方が素晴らしいので問題なし。

終わりに。グノーブルは良い塾です

我が家がグノーブルを選んでから入塾し、1年3ヶ月経ってみての「良かった点とイマイチな点」をまとめてみました。グノーブルは総じて良い中学受験塾です。

他塾も見てみると、カリキュラムや指導方針も違いますが、まず難関校を目指すならグノーブルは選択肢に入れてもいい、そうおすすめできる塾の一つです。

このブログではグノーブルを「しゃぶりつくし」中学受験を戦い抜く記録を残していますので、他の記事も参考にしていただければと思います。

では、また!

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