【雑記】なぜボクは息子に中学受験を勧めるのか

なぜ息子に中学受験を勧めるのか。結論、「親の学歴コンプレックス」なのかもしれない。

息子の中学受験伴走がとにかく”楽しい”

「グノーブルで中学受験 ”偏差値48.2″から最難関校へチャレンジ」として、息子は中学受験に向けて日々勉強している。

いま、ボクの最大の関心事は息子の中学受験伴走だ。塾のテスト対策を息子と一緒にやっている時間が何より幸せだと感じる。

出来ない問題がある。ちょっとしたヒントを出すと、自分でアプローチ方法を考え、できるようになっていく。こうした姿を間近で見られる瞬間なかなか味わえない。

「パパ、分かった気がする」という息子の言葉が、何よりも嬉しい。目の前で5分前の自分より前進していることが伝わってくるからだ。

 なぜ、息子に中学受験を勧めたのか

息子に中学受験を勧めたのは、ボク自身の体験によるところが大きい。

ボク自信の中学受験体験

圧倒的敗北

ボク自身が中学受験の経験をしている。第一志望はおろか、第三志望まで落ちて、辛うじて合格した中学に進学する。明らかに「失敗」と言える中学受験だった。

都内の中堅校である芝中学校、高輪中学校、芝浦工業大学附属中学校を立て続けに落ちた。芝中学校と高輪中学校は家から20分で通える中堅校だったので、とても魅力的だったのだ。

3年間塾に通い、模試でも一定の成績が残せたのに、公立中学校に進学するのはバツが悪い。

親もボクもそう思っていたので、2/4は芝中学校の2回目を止めて、難易度を下げた学校を選択し、何とか合格を勝ち取ったのだ。

合格した中学は、5年に1人東大合格者を出せるかどうかというレベルの学校。

付属の大学へ推薦もあり、無試験で大学までエスカレーターで進学できる点が母親には魅力的に映り進学することに。

無気力な学校生活

望むこと無く進学した学校なだけに、勉強も部活もやる気がおこならい。無機質な中学生活が続き、成績不振のため呼び出される親。

「このままでは付属高校に進級できません」と担任の先生から言われ、やっと数学の教科書を開いて勉強を始める。

高校入学以降も、ひたすら家と学校の往復を続けるボク。

夜遅くまでラジオを聴いて、授業中に睡眠を取るスタイル。帰宅してラジオ聴いて明け方に寝る。

大学受験に目覚めるまでは、「なんのために生きているのか」よく分からなかった。

結果的には進学してよかった私立中学

不本意な学校に入学し、怠惰な生活を続いてましたが、私立中学がの良いところは「それなりの勉強をしてきた友人」が周りにいること。

上位大を目指すと決めたときに、同じようにそこを目指す友人が多数いて、そうした環境に触発されて、大学受験を乗り切った経験がボクにはある。

もしも、周りが専門や就職組が多かったら、ボクもそっちに流れていたかもしれない。そうしたら今の人生とはまた景色がかなり変わっただろうな。

親のサポートあっての中学受験

失敗の理由は明確で「親のサポート不足」だ。

現代の中学受験においては大学受験と異なり、小学生が一人で完走し切ることはほぼ皆無であり、塾の選択から親のサポートは必須である。

ボクの両親が悪いと言っているわけではない。ボクの両親は地方出身で、中学受験経験は無く、子どもたちを習い事に通わせるために必死に働いていたので家を空けることが多かった。

つまり、両親が「中学受験の(合格させるための)仕組みを知らなかった」だけ。

余談だが、父親は「私立中学への進学は反対。公立中学で十分。高校を卒業したら就職するべき」というポリシーがあった。そのため家庭内でのサポートは皆無であり、中学受験をするにはかなり厳しい環境だった。

中学受験は親のサポートが必須

「親のサポート」が足りず、自分をコントロールしきれなかったボク自身の失敗となった中学受験を振り返り、しっかりとサポートしきれた場合は息子にとって良い結果になると考えている。

親のサポートさえできれば、いわゆる「難関校」に合格できるのではないか、と。

決して難関校への進学が手放しで喜べるものとは思っていない。しかし、学友と切磋琢磨し、世代の頂点へ駆け抜けるチャンスを得られる数少ない機会であることもまた現実だ。

ゲーム好きな息子と中学受験

親としてはとにかく何に興味が湧くのか楽しみに子育てしていた。息子が夢中になれることなら何でもよかった。スポーツでも楽器でも鉄道でも。

それが息子にとってはゲームだった。

ゲームが好きすぎる息子

幼少期にiPadやNintendo Switchを与えたことで、息子はゲームにドハマリしていた。黙っていればゲームをずっとやっていて、ゲームを創ってみたいとも言っている。

スーパーマリオオデッセイ、マインクラフト、フォートナイト、ポケットモンスター・・・あらゆるゲームを楽しそうにやっている。

ゲームをやるために公文をやっていたのではないか、というくらいゲームが好きなんだと思う。

幼稚園から小学校に上がるつれて、好みのゲームも変わってきて、野球ゲームをやって、プロ野球を見たり逆の動き方をしているようでもあった。

ゲームと中学受験を結びつけたい

ボクは思った。ゲームを勉強と結びつけることはできないだろうか。

勉強ができるようになれば、ゲーム会社に就職したり、自分でゲームを作れるような知識を身につけることができる。つまりは、「ゲーム三昧」な人生を送るために勉強をやる。

だから、中学受験に興味を示してくれるように道筋を作った。

まずは公文から

3歳から公文を始めて、小学校3年までに算数の小学校全範囲を終わらせることを目標に頑張った。

公文が分からなくて泣き出すこともあったが、投げ出すことはしなかった。出来ない自分を認めたくないという性格からだろう。

そして小学2年の夏に公文の算数は小学校の課程を修了。これで中学受験に向けた準備体操が整った。冬から塾に通わせることにした。

いよいよ中学受験塾へ

息子には「もっと勉強ができる塾に行くけど、どうかね?」と聞いてみたら、「行きたい!」とまるで遊園地と混同したような反応だった。

“一応”息子自身の意思で、公文の次のステップである中学受験塾へ行くことになった。

中学受験を勧める理由

小学生の時期に「努力の積み重ねが結果につながる」ことを理解させることが大きな理由だと思っている。

これはボク自身ではやり遂げられなかったことで、本質的には小学生で体験できたら良かったと感じているので、むしろ中学受験を勧めない理由がない。

結果として、毎日毎日、計算ドリルや塾の復習をやって、実力テストの直前は土日も勉強。まだ小4なのに可哀想と思うこともある。

それでも、息子は結果がダイレクトに跳ね返ってくる「中学受験」という仕組みを楽しんでいる。

また、この先に中学受験を続けられないとなったときは、速やかに中学受験から撤退したいと思う。

では、また!

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